小学校に通い始めて約半年。
うちの長男くんは自閉症で、特別支援級に通っている1年生です。
でるかな…でるかな…と入学前からびくびくしていましたが、こんなに早くでるとは思っていませんでした。
小学1年生の「学校行きたくない!」の行きしぶりについて、私なりの考えかたと対応についてです。
最初の「学校行きたくない!」はいつだった?
さかのぼるは幼稚園生活ですが、幼稚園生活の中でも「幼稚園行きたくない!」がなかったわけではありません。
まだ幼かったのでよくわかっていなかったのもありますが、「行きたくない!」と言っても幼稚園バスに乗ってしまえば、切り替えてニコニコしていました。(なん回か朝から私とバトルしてバスに乗ってもぷんぷんしていたことはあった😅)
長男くんの「幼稚園行きたくない!」は気分的なもので、幼稚園の先生もみんな優しく対応してくれていたので、大きな理由があったわけではなかったんですよね。
全体的に見ても幼稚園はわりと毎日楽しく通えていたと思います。(もちろんいろいろありましたが…)
しかし、小学校はそう簡単にはいかなかった…。
また後日書きますが、小学校に行くまでも紆余曲折あって、それでも4月は楽しく通えていました。
つまづいたのは、運動会。
北海道の運動会は5月に行われます。
ゴールデンウイーク明けからは、怒涛の運動会練習が始まるのです。
この頃から、長男くんの「学校行きたくない!」が始まりました。
もともと運動会苦手な長男くん。
幼稚園のときから運動会が苦手な長男くん。
年長のときには運動会が終わってすぐに高熱を出しました。
練習、がんばったのだと思います。
そして、小学校の運動会。私、ものすごく心配でした。
年長のときに比べて成長はしているものの、感情のコントロールがなかなかできないので荒れるだろうなと…。
案の定、学校と放課後デイが終わって、家に帰って来るとぐずぐず。朝もぐずぐず。
この頃から朝の準備がままならず、できないだの行きたくないだのあれこれ始まり、学校を遅刻して行くようになりました。
運動会に向けては、放課後デイはちょこちょこお休みさせて、家でゆっくり休めるようにしてあげました。
運動会自体は、閉会式までは気持ちが持ちませんでしたが、競技はすべて参加することができました。
でもね、長男くんの中で運動会の練習がキツかっただけではなくて、そもそも学校のシステムや、生活になれるのに精一杯だったのだと思います。
私が一番の理解者でありたい。
不安感が強い子ではあるので、小学校に行くまでは不安はあるだろうけど、行くようになったらそれなりに楽しめると思っていたんです。
「学校に行きたくない」は小学校生活6年間もあれば、いつかはあるだろうと考えていました。
でも、こんなに早くに学校行くことが大変になるとは思っておらず…正直、初っ端から不登校になるのは避けたいという思いがあって。
私も最初は学校に行かせることに必死で、朝からガミガミ叱ってしまい、長男くんと向き合うことを忘れていたように思います。
遅刻してはいけない。
学校を休んではいけない。
勉強しなきゃいけない。
私が小学校のころは、あたりまえのように言われていた言葉。
長男くんにもそれを押し付けようとしてしまっていたのです。
楽しく学校に通って欲しいなって、どこの親だって思います。
でも学校って楽しいことばかりではないじゃないですか。
長男くんの気持ちにしっかり寄り添うこと。長男くんの一番の理解者であること。これを忘れてはいけないなと今は思っています。
とりあえず今は、学校が嫌いで行きたがらないわけではないみたいなので、朝は気持ちを立て直すまで付き合って、遅刻してもいいから学校には行かせるようにしています。
行きしぶりの対応。最終的には学校に行かなくてもいいじゃん!
学校を休ませるって、抵抗あるかた多いと思います。
いや、抵抗あって当たり前なんですが😅
低学年のうちはなんとかなるかもしれませんが、大きくなってくると1日休むだけで授業の遅れを取り戻すのが大変になるし、どんどん休ませることに抵抗が大きくなるでしょう。
親だけではなく、結果的に子ども自身の負担になってくるので、軽い気持ちで学校は休ませられなくなります。
でも、うちはまだ1年生。
うちの長男くんは歯医者が苦手で、慣れさせるために定期的に歯医者へ通っているのですが、歯医者なんて30分もかからないじゃないですか。
そんな歯医者のために、学校を休ませています(笑)
歯医者のあとは一緒に買い物をしたりリフレッシュさせることで、次の日の学校に行く活力になっているようです。
朝の支度は1週間に2、3回はぐだぐだです。
とにかく長男くんは朝が弱い。
朝起きるところから、私の力が試されます。
トイレ→朝ごはん→お着替え→歯磨き
このルーティーンが彼の中にしっかりありますが、なんせ切り替えがヘタなので、スムーズにいきません。
私、怒りたくなります。のんびりやってる時間は本来ありませんからね。
でもなるべく怒らず、そっと次の行動に行けるよう手を差し伸べてあげるようにしています。
それでもやはりぐだぐだなときもがあって、学校に間に合わないときは全然遅刻させちゃいます。
先生にも前もって話してあって、朝の切り替えがうまくできないときは遅刻するときがあります。でも、遅刻しても学校に行かせるようにするので、学校での長男くんをよろしくお願いします、と。
学校のことはもう先生に任せるしかないので。
親は親で、できる限りのことをするしかありません。
こんなことで休ませたり遅刻して、私が甘ちゃんなのか、本当にこの対応が正しいのか、正直わかりません。
ただ、学校を嫌いになるって結構心理的にキツイと思うんですよね。
発達もゆるい長男くんなので、今は焦らず、ゆっくり彼に付き合ってあげる必要があると思って、気長に考えています。
いつか学校が本当に嫌いになって、行けなくなるときがくるかもしれない。
そのときにどんと構えられる母親でありたい。
今どき学校行かなくたって、最終的には学校以外の選択肢だってある!そうやって母親の私自身が身構えることで、長男くんとうまく付き合っていけている気がします。
まとめ
子どもの「学校に行きたくない!」はケースバイケースであり、対応はその子の性格や環境によっても変わってきます。
でもまずは、行きたくないの原因を探してあげること。子どもの気持ちに寄り添えるのは、私たち親だけだと思います。
そして、学校に行かなくても外に出してあげること。
学校に行かないならどこへも行けないという理由が効果のある場合もあると思いますが、一緒にあそびに行っちゃうのも私はアリかなって☺
正しさがなんなのかわからない子育てですが、こんな風にゆるーく育児している私もいますので、子どもの「学校に行きたくない!」にも、ゆるーく付き合ってあげてもいいんじゃないでしょうかね。